おせち料理には、祝い箸を使ってさらにめでたく新年を祝おう!
おせち料理やお雑煮などを頂く際には、祝い箸を使う事が日本の風習として今も受け継がれています。
お正月を祝う事を目的とした「祝い箸」は、通常のお箸と比べて形状や使い方が異なるものです。
このお正月に使用される祝い箸と通常のお箸の違いと祝い箸の種類を正しく知ることで、お正月や新年会で恥をかく事にならない様、正しい「祝い箸」の使い方について説明していきましょう。
祝い箸ってなに?
祝い箸というのは、そもそも割り箸と同じ様に使い捨てするお箸ではないのが特徴です。
お祝いの席においては使い終えたらに自分で洗い、お祝い行事において祝い箸を使い続ける事が正しく使う方法なのです。
祝い箸の特徴は、
- 「末広がり」を意味する24センチの長さであること
- 縁起をかつぐ形であること
上記が一般的です。
祝い箸の種類
この祝い箸には、俵箸・柳箸・両口箸と3つに分かれています。
「俵箸」の由来としては、先端と持ち手の間がふっくらと太い仕様となっていることから、豊作を祈り、祝い箸に米俵を模したものでもあり、子孫繁栄を表しているという意味合いにも捉えられる事から別名として「はらみ箸」ともよばれています。
そして、「柳箸」という祝い箸がありますが直接的な理由としては柳でできている祝い箸なのです。
お祝い席において、物が壊れるなどの縁起の悪い事が起こらないよう、出来るだけ丈夫なお箸を使用すると良いとされています。
柳箸と言う名前ではありますが近年では丈夫で折れにくい「みずき」を使用して柳箸は造られています。
みずきの白く美しい部分を選び抜き造られ、更に折れづらいところから縁起が良い箸といわれています。
「両口箸」とは、先端と持ち手の両方が細くなっている形のお箸です。
片方は人間が食べる事を目的として使用し、もう片方については神様が食べる為に使用するものと言われています。
こうした事から、両口箸には「神人共食」(しんじんきょうしょく)=神様と人間の親交を深め結びつきを強くしようとする意味合いが込められています。
お正月に新年をめでたく祝う事を目的とした祝い箸には、こうした奥深い意味が込められています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
このように、俵箸に柳箸と両口箸という3種類のお箸にはそれぞれに込められた意味があります。
新年を祝う席ではこれらの祝い箸を使って美味しいおせち料理を食べ、めでたくお祝いしたいものですね。